びすくんです
三菱商事のニュースが2件入ってきています。
両方とも、再生エネルギーに関するものです。
東日本大震災を機に、脱原発が囁かれ、一時は再生可能エネルギー分野が伸びる勢いでしたが、それも微妙な立ち位置にいます。
今後は、電気自動車EVの時代になると言われており、さらに電力が必要になってきます。脱化石燃料分の再生可能エネルギーが必要だとすると、これらのニュースは結構大きいですね。
三菱商事とアマゾンで太陽光発電網
米ECサイト大手の、アマゾン(AMZN)と三菱商事が組んで、日本国内に太陽光発電設備を新たに作る。
その数は、450箇所。
作られた電力は、アマゾンの物流センターやデジタル機器を運用するデータセンターなどに10年にわたって供給することを想定しているらしい。
関係者によると、発電容量の合計は一般家庭約5600世帯の使用量に相当する2万2千キロワットの予定。発電設備は関東地方と東北地方に置く見通しだが、詳細な場所は明らかにしていない。
アマゾンは、現在世界全体で風力や太陽光発電での合計で、10ギガワットを超えているそうです。
アマゾンの次の1手は再生可能エネルギー分野の、エネルギーに力を入れだして来ているのが分かります。日本では、その相手が三菱商事+ENEOSになるのだと思います。
近い未来、電気自動車が活躍するので、電気は足りなくなります。
アマゾンによるエネルギーの供給による利益は相当なものになる可能性が高いのではと、思います。
三菱商事と石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルが提携してアンモニア生成
こちらも、同じように再生エネルギー分野のものになります。
三菱商事とロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)が合同で、カナダでアンモニアの生成を始めるニュースです
このアンモニアを使用して、日本の石炭火力発電の燃料として使う計画
投資額は、1000億~2000億。CO2を減らせるアンモニア発電で脱炭素を狙っています。
国内の発電所で、アンモニア20%を石炭に混ぜて燃やすことで、石炭量を減らす事ができるようで、CO2をそのまま20%減らせるそうです。
この技術を使えば、現在火力発電で排出するCO2を減らせる事が可能なわけ。
もちろん、アンモニア年間100万トンは、電力会社に売るので大儲けという感じでしょうかw
CO2を多く排出する石炭火力は世界的に逆風にさらされているが、アンモニアは既存の発電所で使える。将来的にはアンモニアの比率を半分以上に高め、アンモニアだけを燃やす発電技術の開発も進める方針だ。
これだけみると、後々は、火力発電がアンモニア発電所と名前を変えて存続するかもしれないですね。
びす。
追記:アマゾン、ロイヤル・ダッチ・シェルと海外の大手が三菱商事と組んでいます。
上手く行かなかった、再生エネルギー分野もこれで少しは前進するかもしれません。
しかし、現在行われている自民党の総裁選挙によっては、再生可能エネルギーに後ろ向きの総理が誕生すれば、頓挫してしまうかもしれないですね。
三菱商事のチャート(おまけ)
今年の1月頃から徐々に、株価は上昇してきています。
1月は2400円でしたので、そこから大きく上昇しています。
配当利回りは、年3.85%