びすくんです
私も地方在住です。
終末になると、新聞公告に求人情報の一覧のチラシが入ってきたりします。
体外が、派遣社員や契約社員が多く、正社員の求人は少なめです。
それも、正社員だとしても、給料は首都圏と比べると安く、税金とか社会保険を引いたら、手元に残るのはわずかな金額となります。
地方では高齢者が多くなり、子育て世代が都会と比べ厳しい現状があり、ますます出生率も低くなるのは、地方に元気が無いためとも言えそうです。
あるじゃん(All Aboutマネー)の記事がYahooサイトに乗っていたので紹介します。
首都圏からのIターン移住で、北海道に住まわれた方からの相談です。
毎月、少量の赤字での家計から脱出したいようで、今後どのようにしたらよいのかFPに相談しています。
家計収支データがこちらです。
収入28万に対して、支出が28万6000円と赤字になっています。
FPでない私から見ても、必要最小限の生活をしており、苦しい状況が見て取れます
・固定費である、家賃、車両費(車二台)、電気水道ガスですので省くこともできそうにないですね。
車両費が一番高く、ボーナスも全部車に取られているのもポイントです。地方は車が無いと生活できないんですよ・・・
・保険料に目が行きがちですが、夫婦2人で6000円。
子供は2人で、保険の8割は学資保険に入っている事。
・教育費は、小学校10000円、幼稚園35000円、そろばん3000。
これ以上省け無さそうです。
・通信費が高く思えますが、固定電話5000円、プロバイダ2000円、NHK1000円、携帯10000円とのこと。出来るとすれば、携帯料金を格安スマホにするくらいでしょうか?
家計が苦しいのであれば、固定電話、新聞も辞めるのも手かもしれません。
・雑費の20000円が気になりますが、日用品などを購入すると、1家庭ではそのくらいなんでしょうね。省けるなら、最小限にするしかなさそうです。
ギリギリの生活のように見えてきます。
それにしても、夫のボーナス8万円が悲しすぎる。
首都圏の給料UPなどは、大都市圏内だけであって、地方ではその恩恵は無いです。
FPからの提案
下の幼稚園の子供が小学校に入れば、教育費は下がるので、その分を貯蓄する事ができます。ちょっとは家計が楽になりそうです。
それ以降は、月5万円の貯蓄をして、年間60万を貯めましょう!
10年間で600万円がたまります。
あとは、少なくとも65歳まで働く、70歳まで働ければ更に良い。
というアドバイスです。
とのことですが、はたから見ると、若干無理な提案のように感じます。
相談者さんからの回答ですが、妻がフルタイムで働く事。70歳まで働く。
と結論づけたようです。
個人的にススメルとすれば?
できれば夫の給料で賄える生活にすべきで、妻の給料は貯金か資産に回す。
と言いたい所ですが、ギリギリすぎて、言い難いところがなんとも。
ツッコミするとすれば、資産300万、外貨預金100万の資産を持っていますが、外貨預金を、S&P500指数の米国資産への変換等が良いかもとか思いました。
外貨預金 ⇨ iFree S&P500・インデックスファンド
iDeco(個人型確定拠出年金)や、NISAも考慮に入れるべきかもしれないですが、iDeCoで節税しながら年金を蓄えるのも良いと思います。しかし、もしもの時に現金に戻せないので、できれば10000円程度と、少ない金額でも良いから積み立てるのも手かもしれない。
iDeCoに抵抗があるのであれば、つみたてNISAで資産運用が良さそうです。
まとめ
マネーフォワードのFP相談とかと比べると、かなり差のある質問者でした。
以前に、記事にしたFP相談の方では、毎月40万以上出費しています。
地方在住では、今回のような生活をされているかたが殆どかと思います。
地方の生活に合わせた生活をしないといけないですが、生活は苦しい。
そして、子供にかかる費用が多く占め(食費も)、少子化対策は地方にこそ必要かと思っています。
地方の子供にだけに何かの支援金が必要そうではありそうですが、不平等になるため、国の政策としても出来ないのが現状です。
今回のFP相談では、地方の闇が少し見えた気がします。