びすくんです。
9/3の夜に、米雇用統計が発表されました。
雇用ペースでは、15.1万人増と市場予想の18万人増に届かず、悪い結果となっています。
また、失業率も、当初予定の4.8%を超えることなく、同じく悪い結果となりました。
このことで、米国のFRB(米連邦準備制度理事会)が、2回目の利上げを行わないのでは、と市場が受け止め、米国株は堅調にすすんだようです。
しかし、年末に利上げをするのではないか?との憶測もでてきているようです。
利上げって何よ?って方は最後の方をお読みください。ペコッ
NY市場のダウ平均では、18,491ドル(前日+72.66)と上げました。
日本でも、米国株式の影響を受け、市場があけるとすぐに、約3ヶ月ぶりの17,000円代を突破し、為替も104円と円安へと一時シフトしました。
9/5現在の各指数
日経平均株価 17,037円
アメリカ ドル/円 103.38
利上げって何よ!
アメリカは2008年に起きた、日本でいうリーマン・ショックの後、景気が低迷しました。その時の対策で、市場にお金をジャブジャブ刷り景気を刺激するため、金利の引き下げを行いました。
景気がよくなると、金利を上げ、通常のリーマン・ショックの前の状態へ戻したいのが理由です。安い金利でお金を世の中に流し続けたため、ドルの価値はどんどん下がり、インフレになってしまうからです。
そこで利上げすると、今まで金利が安いアメリカから、金利の高い新興国へ投資していたお金がアメリカへ戻ってきます。格付けの高い米国債の投資へ移行など、資金が逆流し始めます。
現在は、新興国が先進国にとっての大きな市場になっています。新興国が景気後退すると、先進国にも影響がでてきてしまい、全世界に悪影響を及ぼします。
利上げをすると・・・
・ドル高/円安になる
・新興国等の経済の鈍化
・景気が後退するため、株式の低下
利上げはどうなるんでしょうね?今年中に行われるのかどうか、不安なところです。