びすくんです
アマゾンが、講談社と直接契約を結んだニュースが入ってきましたが、これは衝撃的です。
通常は、「出版社→仲買(倉庫)→書店→消費者」という感じで間に、ワンクッション置いてありました。
それが、「出版社→アマゾン→消費者」という形式になり、独占契約的な事が可能になったわけで、アマゾンに多大な利益を生む構造となりかねません。
今回は講談社だけでしたが、それを追従する形で他の出版社も直接契約するとなると・・・本屋さんは死滅します。
講談社との契約
アマゾンジャパン広報部は直接取引の意義について「豊富な品ぞろえとお客様への迅速な配送が可能になる」としている。
直接取引の当面の対象は人気の3シリーズ「講談社現代新書」「ブルーバックス」「講談社学術文庫」の既刊本。効果を見極めた上で他の書籍や新刊本への拡大を検討する。
2016年には、アマゾンの読み放題サービス。Kindle Unlimitedなるサービスを開始しましたが、すぐに蔵書の多くが読み放題から消えました。
消えたのは講談社の1千超の作品が消えるなど、アマゾンと講談社にヒビが入るような、険悪な状況になりましたが・・・今回、締結した事で、仲直りしたみたいですね。
アマゾンの次なる1手
日本の3大出版社といえば
・講談社(今回、直接取り引き開始)
・小学館
・集英社
です。
ということは、次に狙っているのは、小学館か集英社ということになりそうです。
このどちらかを牛耳ってしまえば、日本制圧!ですよね?
そして日本の本屋さんは無くなった
首都圏などの大都市圏では、大手本屋さんは生き残ると思いますが、地方都市ではどんどん本屋さんが無くなってきています。
今回のアマゾンの件で、さらに拡大していけば、本屋で買い物する機会が減ることで、書店が消えていく可能性も大きくなると思います。
びす。