びすくんです
GW中なので、株式市場もお休みとなっております。
アメリカ市場は動いてるけど、適当に見ている感じでネタになるような事は殆どありません。
さて、最近ですが、高齢者の事故のニュースが目立つようになりました。
ニュースで良く取り上げているからです。
事故はどこでも発生しておりますが、TVとしては、高齢者の事故をピックアップします。
今回のニュースの事故では、大分の中村病院へ車が急発信して搬入口のガラス扉を突き破り、待合室まで約20mも突っ込んだニュースです。
13名の方が被害に合われたとのことです。
それにしても、不思議な事故です。
止まっていたのは、病院入口の障害者用駐車スペースから、急発進して前へ進んだとの事ですが、何点か疑問符が付きます。
・入り口の目の前に、駐車スペースがあること
・アクセルで急発進し、20メートルも走行していたこと。
簡単に言うと、病院側の危機管理がなさすぎなのでは?と思ってしまいます。
せめて、アルミの車侵入防止柵くらいつけろよ!と言いたいわけです。
病院側としては、車椅子搬入がし易いように、そいった物を省いた。のかもしれませんが、安全性といものを考えないのも、どうかと思います。
ちなみに突っ込んだ車は、ダイハツのエッセという名前の車です。
2005年に発表されてから、2011年までは生産された軽自動車です。
名前の由来は、Essentialからの造語で、「不可欠なもの」を意味するそうです。
※安全性能の方が、不可欠なものでしたね
車の安全運転技術の進歩
数年前から、車の前方にセンサーかカメラを内蔵することで、前方の車にぶつからないような、ブレーキアシストシステムが付いている車が発売されています。
一番初めに導入されたのは、スバル自動車のアイサイトでしょうか?
スパルさんのアイサイトには、このような技術です。
・ぶつからない技術
前に車が止まっていたら、自動で止まって回避する。
・車間距離を取る技術
渋滞などにハマった時、前方の車と同じ速度で走るよう、車間距離を制御する
・ステアリング操作アシスト
車道の幅を検知し、曲がりくねった道等ではみ出さないように進むシステム
・飛び出さない技術
駐車場スペースから出る時、誤操作による急発進を防ぐ
⇨今回事故は、これさえアレば防げたはず!!
・車両のふらつきや、車線逸脱を知らせてくれる安全運転サポート
車線はみ出した場合に、警告してくれるシステム
このように、スバルの自動車の一部には、安全運転へのサポートするシステムが導入されています。
安全支援技術は安売りしない
スバルさんごめんなさい。先に謝っておくね!!
この素晴らしい、安全運転システム「アイサイト」が搭載されているのは、残念ながらすべての車種ではありません。
セダンや、比較的大型の車種のみになります。
軽自動車には、アイサイトは搭載されていないのです。
300万近い車ではないと、アイサイトはつかないようです。
135万の軽自動車には、オプションとしてスマートアシストというのが付けられるようです。
アイサイトという名前ではないですが、似たような安全技術を使用しています。
オプションとして、10万円を出せば付くようです。
いやいや、お手頃な車でも、標準で付けてよ!と言いたいわけです。
差別化を図りたいためにでしょうか?それともベース車として出して、安さをアピールしたいためでしょうか?
他のメーカーの安全技術は?
差別化を図りたいのは、スバルさんだけじゃないんです。
他の車メーカーも似たようなことをしています。
※すべて下記のような価格ではないです。適当に抜粋しました。
安全技術名:トヨタセーフティテクノロジー
プリウス(普通車) 標準装備 :トヨタセーフティセンサーP 124,200円(価格に含む)
ヴィッツ(普通車) オプション:トヨタセーフティセンサーC 54,000円
タンク(軽自動車) オプション:コーナーセンサー 50,760円
軽自動車には、トヨタセーフティセンサーが選択出来ないようです。
車の周りで、ぶつかり抑止のセンサーが付くだけです。
HONDA自動車
安全技術名:ホンダ センシング
230万クラスの以上の車のみであり、センシングが付いていないモデルもある。
フリード(普通車) オプション:ホンダセンシング 122,400円
※グレードBは、オプションにも無い。グレードGから付けられる。
フィット(普通車) オプション:シティブレーキアクテイブシステム 70,715円
安い車には、センシングは付いていないのです!
まとめ
どのメーカーもですが、安全技術については安売りしないぜ!と言いたそうです。
たしかに、安全技術を実現するには、センサー類や情報関連機器、カメラや画像解析、開発費がかかっています。
以前、生涯で車に掛かる費用は、4000万円という記事を書きました。
車は高い買い物です。
高齢者の方が、300万以上の安全支援システム搭載の車が買えるかどうかです。
買えるかもしれませんが、老後の蓄えを出して購入するかというと、疑問符が付きます。
それより問題なのが、現在の40歳代の方です。
以前に、貯蓄率の記事を書きましたが、老後の資金を考えても、現在の高齢者より貯金は少ないハズですので、車は軽自動車やエントリーモデルの普通車が大半になってくるのではないでしょうか?
20年後、安全支援システムは、さらに高度化され技術も上がって来ます。
それに伴い、値段を上げるのではなく、コスト削減を目指してほしいものです。
そして、安全技術は誰の手にも手に入るように、標準装備にしないかぎり、事故は減りません。