びすくんです
NYダウ銘柄である、米航空機メーカーのボーイングでずさんな生産工程があらわになったようで、またまた下げております。
今回発表されたのは、墜落事故を起こしたボーイング737MAX-8ではなく、ボーイング787ドリームライナーの工程です。
787は次世代の中型機で、日本でも受注がある機種となっています。
工程では、一部の航空機に、不良品が取り付けられていたとか、金属の削りクズが機体内部に残されていたと報じられています。
一番危険なところでは、コクピット下の配線近くに破片を頻繁に見つけたそうです。
破片による配線の断線などが起こればどうなるかは想像できますね(# ゚Д゚)
それに反抗しているのが、サウスカロライナ工場の責任者が、うちの工場ではそんなことはなく、「歪められた不正確な表現だ!」と反論していますが、火のないところに煙は立たぬと言うし、怪しいところです。
製造現場は恐ろしい
日本の自動車工場でも色々と問題がでていましたよね?
車の最終工程での検査員が、資格が無いのに資格保持者のハンコを使って押していた。とかで問題になった事です。
ニュースを見る限り、ほとんどの自動車工場で起きていたハズです。
つい先日には、スズキがリコール202万台を出しています。
不正なブレーキ検査、保安基準に適合しない車を世に出して、リコール届けを出しています。
検査工程というのは、一番お金を掛けたくないところです。
そこにお金をかけるくらいなら、製造現場の方に人を多く取りたいのが製造現場なんですよね。
私が昔居た所では、検査工程に人が大勢いたところ、全部PCでの検査システムを導入したことで、検査工程の人員が3人位に減らす感じにまでなりました。
そして、その検査工程は、人の出入りが激しく本当に正常な検査をしているかも不明な工程になっており、また、それを再度チェックする人も居ない状況。
世に出てからクレームが出てから、品証が調べて回収するなど後手後手の状況となっていました。
クレームが出た製品のシリアル番号をチェックし、どの地域に配送されたか?倉庫に眠っているかなどを調べ、全部回収など多額の金額がかかった覚えがあります。
回収してからが地獄ですw
品物を1個1個だしてチェックして、良品と不良品を振り分けを人的で行うため品証が旗を振って、大勢の作業員で行うといった酷い有様でした。
人間の命に関わるものでは無かったため、それでも良かったのかもしれませんが、車では流石に駄目ですね。
話に戻ってボーイング
ボーイング787は、別名ドリームライナーと名を打って世界中で名機とされるべき製品なわけですが、夢を乗せる飛行機が手抜き工事していたら、そりゃ駄目です。
この記事が出てから、昨日はNYダウでは4番目の下落率となっています。
3ヶ月チャートですが、450ドルだった株価が375ドルまで下落してきています。
昨日のニュースでは、ボーイング787でしたので、下落率は-1.29%で留まりましたが、これが、事故機だったボーイング737MAX-8だったとしたら、さらに下落したに違いないですね。
787がズサンなら、737もズサンそうに思えてしまいます
びす。