投資ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearにて、注目され上位に位置づけられている
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下VT)。
VTのみで、世界分散投資
VTは、世界47カ国の約8,000銘柄の、大型、中型、小型株で構成され、
全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。
この、VTに投資すれば、先進国から新興国までの世界中の株式市場へ
分散投資ができます。
地域別構成比率では、2017/3/31現在
北米 56.5%
欧州 20.4%
太平洋 14.0%(日本含む)
新興国 8.8%
中東 0.2%
日本でも、類似したような投資信託は存在しますが、
株式だけではなく、債券も含んだものになり、VTとは意味合いが違う。
・世界経済インデックスファンド
■優れている点
・低コストであること。
経費率 0.11% (5/11現在)
・分配金は年4回(いらないという説もあるが)
分配金利回り 1.56% (4/21現在)
■悪い点(個人的に思うところですが)
・北米 56%と比率が高く、特にアメリカ市場の上下動に感化されやすい。
新興国 8.8% など、中身がどのようになっているかですが、最近は中国あたりの株が多く割り当てられたりと、バンガードの采配にかかっている。直近ですが、中国2.2%、韓国1.7%となっています。
・分配金の再投資が自動ではないので、自分で行わないといけない。
・売買手数料が割高。
投資ブロガーが選ぶ!Fund of the Year受賞履
2013年Fund of the Year受賞(1位)
2014年 2位
2015年 3位
2016年 3位
2013年から、SBI証券、マネックス証券等の証券会社を通じて、日本でも購入可能になり、年末に行われたこの祭典にて、すぐに、Fund of Yearに選ばれるなど、注目度は高かった。
しかし近年は、ニッセイ外国株式インデックスファンドに表が集まり、年々順位が下がってきている。
VTを購入するならばSBI証券か、マネックス証券がお得
VTは、アメリカ市場でしか売買できません。
そのため購入通貨は、アメリカドルになります。
《SBI証券の場合のみ》
コストを削減する方法として、SBI証券のFXαを使用してドルを購入するとコスト削減が可能。
※ただし1万ドル以上からしか買えない
・FXαにて、1万ドルを購入(1ドル100円として、日本円100万円分)
・決済注文で、現引を行うことで、1万ドルに変換
※現引には、105%の預託保証金率と、10万円分の預金がないとできない。
1ドル100円の場合は、(1,000,000円☓1.05)+100,000円の証拠金が必要
=1,150,000円 あればよいということになる。
・VTを購入 SBI証券は、指値注文しか対応していませんので、
手入力と購入タイミングを自分で図って購入します。
取引手数料 20米ドル
《マネックス証券の場合のみ》
・外国為替取引にて、ドルを購入しないといけません。
為替手数料は、米ドル25銭がかかります。
・TradeStation にて、VTを設定しておき、成行注文、指値注文等が可能です。
取引手数料 20米ドル
VTについて、気をつけること
長期間運用したい方には、VTはかなりの優位性を持っていると思います。
・年に4回利息がでるが、自動買付けを行ってくれないため、
次回の買付けを行うタイミングに、合わせて購入するようになる。
・取引手数料が、5~20ドルと高いので、ある程度の数量を買わないと、手数料負けしてしまう。最低25万位から買わなくてはならない。
・購入する場合には、特定口座で購入しましょう。
・NISAで購入する場合は、手数料5~20ドルがかかりませんので、枠が残っている方は、どんどん利用した方がいいと思います。
《参考》
私の使用している証券は、SBI証券になります。
NISAを使用して、外国株式メインに使用するのであれば、マネックス証券がオススメです。
・SBI証券 (右上の「今すぐ口座開設」から)
・楽天証券
購入手数料、口座手数料も安いので、オススメとなっています。
口座開設には、マイナンバーカードが必要になってきましたので、ご注意ください。
投資をはじめるなら、良い本を読むことをオススメします。