びすくんです
昨日、休むも相場と記事を書きましたが、休むというよりは現状維持を貫くといった方が正解かもしれません。
色々ささやかれるなか、人の行動というのはその時になって初めて衝動にかられたりします。
あ、あの〇〇が欲しい!
どうしよー、結構高いな!、うーん、良い物だし長い間使うなら購入しよう。
といった風に、欲しかったものを購入してしまいます。
逆に株式の場合は、BADニュースが流れたり、リーマンショックが起きた際には、市場から撤退する人が大勢出ています。
いわゆる狼狽売りというやつです。
今回の米国がらみの下落により、とあるロボアドバイザーでは、解約が相次いだそうです。
それほど、市場に敏感になり売りに走ってしまうわけです。
狼狽売りを避ける
私の場合ですが、売りたくなった時に見る言葉を紹介します。
カルガリー大学のリチャード・ウッドワード教授とジェス・チュア教授による研究の結果は、長期投資として株式を保有し続けるほうが、マーケット・タイミングをはかって売買するよりもうまくいくことを示している。
なぜなら、強気相場の期間に株式から得られる利益は、弱気相場によって被る損失よりも遙かに大きいからだ。
両教授は、マーケット・タイミング型の投資家がバイ・アンド・ホールド型の投資家のパフォーマンスを上回るためには、70%の確率でマーケット・タイミングについて正しい判断を下さなければならないとの結論を下している。
7割もの打率で市場の転換点をあてることのできる人物に、私はついぞお目にかかったことがない。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)からの抜粋です。
売却したくなった場合は、この言葉を見るようにして、いかに狼狽売りを避ける心がけをしています。
現在の米国株ポートフォリオは?
現在持っている米国の株のグラフです。
VOO、VTはまだしも、個別株式ではマイナスとなっている株が揃っています。
というのも、ディフェンシブだと思われた株が、大幅にマイナスしているからです。
MO(アルトリア・グループ)では、-12.03%
PG(P&G)では、-13.50%
パワーシェアーズQQQ(ナスダック100)では、-5.07%
と大きくマイナス幅を拡大していました。
この3つが酷く、米国全体の8%位と小さいですが、マイナス幅が大きいので状況を把握したくなくなるものです。
でも、売りません。逆に買い増したく思えてくるのが不思議な所です。
なぜ、買い増したくなるのか?
リーマンショックを乗り切ったのも大きいかと思います。
その時には、目も当てられないくらいの、マイナスを抱えました。
しかし、売却はある一定に控え、その時に購入したディフェンシブ銘柄で、ある一定の財をなし得たのも事実だからです。
長い期間、市場に関わってくると、色々な状況でどのような動きをしたら良いか?などの知識や経験が培ってきます。
買い増ししたとして、さらに下落したとしても、それ程思いつめたりしませんw
そのくらい、リーマンショック時の気持ちが緩衝材となって気持ちの整理がつきます。
投資をするには、年齢が若い内に経験しておくこと。
個人的には、今でもそう思っています。