びすくんです
北朝鮮問題が勃発していましたが、緊迫していた状況から一時は脱しました。
ミサイルの発射は、一時アメリカの動向を見守るとのことで、止まったかに見えます。
しかし、軍事演習などは今後、アメリカと韓国とで行われるので、それにどう対抗してくるか注視が必要そうです。
アメリカでは、トランプ大統領の片腕だったバノン上級顧問が辞任されました。
バノンの打ち上げたと思われる政策はこのようなものでした。
TPP離脱、パリ協定離脱、イスラム圏の米国入国禁止、メキシコに壁を作る
どれも国際的に見て、あまり良いといえる政策では無かったように見えます。
米国を起点として、人種差別の問題から、海外ではスペインのテロ事件と、今週はさまざまなニュースが出てきています。
日経平均
お盆が過ぎましたが、米国の市場が悪かったことから、月曜日は下落から始まりました。次の日から持ち直したように見えましたが、金曜日には米国のNYダウ大幅下落を受け、同じく大幅下落して終了しています。
19,400~19,800円付近の圏内です、20,000円は遠くなったように見えます。
今後の米国市場に左右されそうです。
NYダウ
米国の政治懸念やスペインでのテロ事件からか、木曜日には大幅下落しています。
下落するような大事が出ているわけではなく、市場の心理が下落へと進んだようです。
木曜日には、NYダウ30種すべてが下落となっており、下げ幅も大きくなっています。
VTIも同じような動きとなっています。(VTI:米国株を網羅したETF)
米国企業すべてが、大幅下落していると見て良いでしょう。
来週からはこのまま行くのか、さらに調整されるのかは分かりません。
先週の経済指数はどうだった?
8/14 日・4-6月期四半期GDP速報値[年率換算] 1.0% ⇨ 4.0% UP
8/15 米・7月小売売上高 -0.2% ⇨ 0.6% UP
8/17 欧・消費者物価指数 1.3% ⇨ 1.3% EVEN
8/17 米・新規失業保険申請件数 24.4万件 ⇨ 23.2万件 DOWN
8/17 米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数 19.5 ⇨ 18.9 DOWN
8/17 米・鉱工業生産 0.4% ⇨ 0.2% DOWN
8/17 米・設備稼働率 76.6% ⇨ 76.7% UP
8/17 米・ミシガン大学消費者態度指数 93.4% ⇨ 97.6% UP
米国の指数では、7月小売売上が良数値でした。他はまちまちです。
今後の経済指数
8/22 欧・ユーロ圏・ZEW景況指数
8/23 米・新築住宅販売件数
8/24 米・新規失業保険申請件数
8/24 米・中古住宅販売件数
8/25 独・IFO景況指数
来週は、米国では不動産関連の指数と、失業保険件数のみが大きな指数となっています。
純金
北朝鮮懸念から、純金が上昇しています。
米国市場では、なだらかに上昇中です。 6ヶ月単位でみると現在が高値圏内にいます。
北朝鮮問題が起こるたびに、上下を繰り返しています。
図は、日本価格ですから為替が間にいるので、それほど大きく変化は無いですが、米国の金相場を見ると、変動幅が大きく世界情勢と米国市場に左右されている面が見て取れます。
プラチナ
先週からすると、やや値を下げています。
NYプラチナ相場をみると、上図のような形と同じ動きをしています。
為替が間に入っていても、同様の動きを取っているのがプラチナです。
底値圏内を脱出し、一段落しているようです。
NYプラチナ市場では、8月頭から1オンスあたり、969ドルから981ドルへ上昇しています。
プラチナの仲間、パラジウムについてです。
価格差は、日本円ですと、1グラムあたり、243円と値が縮まって来ています。
NYパラジウム相場では、今週頭から上昇を続け、1オンスでは、874ドルから 926ドルまで上昇を続けています。
1オンスで、差は55.55ドルと差を縮めてきています。1グラムあたり、2ドルの差ですから、差が殆ど無くなってきているところ。
プラチナを超えるかどうか?ですが、超えないと思っていたのですが、車触媒の関係上需要が高まると、同等の価格に落ち着くのか、プラチナを超えるのか?といったところ
以上、2017年8月3週の市場動向でした。